Blender でモデルやアニメを作成するのは確かに正当な使い方ですが
Blenderをゲーム用モデルを作成するためのモデリングソフトとして見ている場合
独自のデータ形式にして書き出さないことには始まりません。
標準で用意されているエクスポーターをちょっといじった位では解決しない問題に当たることでしょう。
そんなときに必要になるのがリファレンスです。
Blender の python スクリプトリファレンスはこちらから入手することができます。
API reference for Blender 2.57.0 r36138. built 2011-04-13.
バージョンはこまめに上がるので、自分が使用しているバージョンのリファレンスを入手してください。
たとえば ver 2.58a はこっちのページになります。
API reference for Blender 2.58.1 r38205. built 2011-07-08.
消える関数や、リネームされている関数があったりと既存のプログラムが動かないことがよくありますので気をつけて。
さて、このページを作った本当の理由はオブジェクトのローカルフレーム行列には2種類あるということを伝えたくて作りました。
Object.matrix_local
残念なことにこの行列は親子関係を見越して作られている行列で、親から順にこの行列を積算していかないと
厳密な意味でのローカルフレーム行列にはなりません。
そして、厳密な意味でのローカルフレーム行列は次のプロパティで取得できます。
Object.matrix_basis
最初気付かなくて、matrix_local をどうこうしてエクスポーターを作っていたけど
これがあることに気付くにはやはりスクリプトのリファレンスは必須ですよねーということです。
PDF版は検索機能が微妙に使いづらいと思います。
上記のアドレスのページから index のリンクでアクセスするのが手っ取り早いでしょう。
2011/07/30 最終更新