OpenCVとは?
誰でも簡単に画像処理ができるライブラリです。
ライセンスは BSD ライセンス(著作権表示のもと商用利用可)
ただし、今回作るOpenCVは Qt, Eigen, CUDA, IBB を利用するのでライセンスは GPLv2 になります。
(販売は可、しかし著作権表示とソースコードの開示義務が発生します。)
インストールについては次のページを参考にしました。
まとめ?ブログ OpenCV 8 -導入(OpenCV 2.2)-
ここで紹介されているインストールガイドを参照しながら動作確認まで行ってみました。
動作確認環境: Windows 7 64bit Ultimate SP1
結論から先に述べると、ガイドの通り導入してプラットフォーム
x64, Win32 の両方でOpenCVのビルドとテストプロジェクトの実行ができました。
以下、インストールの際引っかかったエラーとその対応です。
Eigen3 入れちゃった。
本来ならEigen2 を使うところ Eigen3を持ってきてしまったので、OpenCVのビルド時にエラーが出ました。
この件はコチラに示す方法で解決できました。
システム変数の設定し忘れ。
64bitの環境を用意した後、32bitの環境を用意したところ、32bit版のアプリで
OpenCV の dll ファイル読み込み時に「アプリケーションを正しく起動できませんでした。」というエラーが出ました。
これは64bit版の Path しか設定していなかったためで、32bit版のインストールフォルダとして
新しく環境変数に QTDIR32 を作って、Path に ;%QTDIR32%\bin を追加することで解決しました。
(つまり Qt の32bit版の dll が置いてあるフォルダをシステムパスに設定して解決。)
OpenCV の dll のパスが通らない。
同じく、環境変数の問題ですが、こちらは設定しているパスが正しいにもかかわらず失敗するというもの。
へんてこな対応ですが、コチラに示す方法で解決としています。(応急処置)
以下にテスト実行の結果を示します。
プラットフォーム x64 の実行結果
プラットフォーム Win32 の実行結果
32bit, 64bit ともにテストプログラムの起動に成功しました。
以上です。
2011/05/08 最終更新