長い期間ほったらかしにしていたプロジェクトなど、過去にどんなバグがあってどう直したか覚えていません。
うまい具合に管理できるシステムがほしいところです。
今回は日本で人気のバグトラッキングシステム(BTS) Mantis のインストールと使用例をまとめます。
まずは、次のページより XAMPP for Windows のインストーラを入手します。
インストーラでApache など、すべてにチェックを入れてインストールします。
インストール完了後、http://localhost/xampp/index.php にアクセスすると次の画面が表示されます。
セキュリティでいくつかパスワードを設定するように言われるはずなので、マニュアルの通りに新しいパスワードを設定してください。
設定後の画面はこちら↑
次に、一緒に導入した mysql に管理者アカウントを作成します。
mysqlの操作方法はネットで簡単に調べがつくので、詳細は説明しません。
※こちらは失敗例です! mantis_user@localhost としてください!
localhostから入れないので、間違いにはすぐに気付くと思いますが…
ユーザを作成したら、データベース bugtracker を作成しておきます↓
続いて、次のページにてMantisの最新版を入手します。
zipを展開して、フォルダ名を mantis-X.X.X (Xはバージョン番号)に変更して C:\xampp\htdocs\xampp にごっそりコピーします。
IEのブラウザでphpファイルを表示させるため、アドレスバーに次のURLを入力します。
http://localhost/xampp/mantis-X.X.X/admin/install.php
問題が無ければ次の画面が表示されるはずです。
XAMPP設定時のデータベースのパスワードを入力します。
管理者名、管理者パスワードはさっき作った管理者アカウントのものを設定します。
データベース名も「bugtracker」であれば問題ないはずです。
あとはインストールボタンを押してください。
問題なく成功すると次の画面に進みます。(表示がつぶれていますが、すべて GOOD になります。)
次のURLでマイビューページに行きます。
http://localhost/xampp/mantis-X.X.X/my_view_page.php
最初はユーザー名 administrator、パスワード root で入れます。
最初にアカウント管理で言語をjapaneseに設定します。
続いて「システム管理」→「利用者管理」にて新規に管理者アカウントを作成します。
パスワード通知のメールは送れないと思いますので、mysqlに次のコマンドをたたいて、ユーザのパスワードを変更します。
UPDATE `mantis_user_table` SET `password` = MD5( 'newpassword' ), `cookie_string` = MD5( 'username' ) WHERE `username` = 'username';
ここで設定したパスワードで入れましたら、administrator アカウントを削除します。
加えて、再インストールできないようにmantisのadminフォルダごと削除します。
さっそくチケットを切って、バグ修正などを行ってみました。
自分しか作業しませんが…みなさんの導入の手助けになれば幸いです。
以上です。
参考ページ
(バグ管理)Mantisをインストールしてみた
Mantis 導入(インストール)メモ
Mantis > メールなしパスワード変更
2011/05/29 最終更新