ここに書かれているものは Blender 2.4系のものです。(情報が古いです。)
2012年6月現在 2.6系のものをお探しの方はコチラ→Blender 2.63a 使い方
どうも、シンプルスターです。
今回はblenderでメタセコイアの時と同様に星姫の頭のモデリングをしてみましょう。
ああ、メタセコイアでモデリングしていた頃が懐かしい。
まずはテンプレートとなる正面図と側面図を次のように用意してください。
サイズは1024px×512pxです。
髪の毛のスタイルがいつもと違うものを用意しました。
注意した点は、輪郭や頭のラインを分かりやすくすること、正面図はなるべく左右対称に作ることです。
ではフリーソフトであるBlenderを使ってみましょう。ダウンロードの詳細は次のリンクに示されています。
インストールしたら、すべてのプログラムのここから起動しましょう。
起動直後の操作画面です。
私のPCはノートパソコンなので、テンキーがありません。
そこで設定を変更します。設定の詳細は次のリンクに示されています。
えー、まずUserPreferenceにして…(上のバーをドラッグして下げるでもOK)
System&OpenGLタブを押して、Emulate Numpadボタンを ON 状態にします。
これでテンキーを使わず、普通の数字ボタンを押すだけで視点を動かせるようになります。
マウスの中ボタンを押して、ドラッグするだけでも意図した視点操作ができます。
(ここでLogicoolのマウスなど、マウス制御ソフトで別の機能を割り当てている場合、
上手く作動しない場合があります。注意して下さい。)
その他、次の設定を変更しました。
View & Controls→View rotation: TrackballをTurntableに変更 (やっぱり視点の回転移動はターンテーブル方式でなくっちゃ!)
最後にウィンドウを使いやすいように分割します。
固定した三面図と編集画面、出来栄えを確認するウィンドウに分割してみました。
以下の図がそのイメージです。
ウィンドウ分割の方法は次のページを参照してください。
さて、最後に設定を保存します。ショートカットキーは Ctrl + U キーです。
File→Save Default Settings でも同じことができます。
Blenderを終了し、また起動してみてください。設定が反映されていると思います。
じゃ、まずはコレ↓を作ってみましょう。
例のテンプレート絵です。
作成手順は以下の通り
3DView上でSpaceキーを押すと、こんな感じでメニューが出てくるので、
ここで示す平面メッシュの追加をクリックする。
はい、追加されました。うまく平面に添わなかった方は、多分モードをオブジェクトにしていないからです。
モードについては以下のリンクで勉強します。
次に軸を指定し、回転角度を指定して回転させます。
Rを押したら、次にXを押し、90と続けて打ち込みます。
すると平面が垂直に立ちます。このあたりの操作が気になる方は次のリンク先で学ぶと良いです。
NYAGOS WORLD 「Blender スターターキットV--操作編」
では、次にテクスチャを貼り付けます。
これより以下の図に示す、赤枠で囲った右上のウィンドウに着目します。
左下のウィンドウタイプを下図のように、UV/Image Editor にしてください。
↓
すると、なにやら黒い画面になります。
赤い文字で注意したように、Ctrlキーを押しながらImage→Openをクリックします。
作成した画像が置かれているフォルダに行き、サムネイルをクリックして名前を確認します。
Open Imageボタンを押すと…
選択した画像が表示されます。
ここで、注目するウィンドウを元の編集用の3D Viewに戻します。
そこでショートカットキーの u を押して上図のようなメニューを出したら
ここに示す通りUnwrapをクリックします。
え!? u を押しても Unwrap メニューが出ない? 説明不足でした。モードは Edit にしてください。
Alt + Z キーを押すと3D Viewにてオブジェクトにテクスチャが反映されます。
赤枠で示した部分のDraw TypeをTexturedに設定することで、同様の結果が得られます。
そんなことより…テクスチャが上下逆になってしまいました。
テクスチャ座標を操作するでも良いですが、簡単なオブジェクトの回転で解決しましょう。
R+Y+180
で天地を逆転します。下図はその結果です。
あとは、衝立の位置を調整します。
R+Z+90
G+X+(-1)
すると以下のように配置できました。
残りの正面図も同様にして作成していきます。
テクスチャ座標を操作したい場合は、右上のUV/Image Editor上にマウスを持って行って
そこでGを押した後に、Ctrlを押しながらマウスをドラッグします。(俗に言うグリッドモードによる移動ができます)
作成した側面図、正面図がそれぞれの別のオブジェクトの場合は
一つのオブジェクトにまとめましょう。
オブジェクトモードでShiftキーを押しながら
側面図と正面図を選択し、Ctrl+Jを押し一つのオブジェクトにします。
こんな感じで、オブジェクトを統一します。
衝立(ツイタテ)が完成しました。
続いて側面図に着目します。
これより、クリックにより頂点を作成してワイヤーを引いていきます。
エディットモードにしてCtrl+Tabを押して選択モードをverticesにします。
続いて、Ctrl+Spaceキーを押して作業の邪魔をするマニュピレータを非表示にします。
マニュピレータに関連するボタンを赤枠で示しました。
ショートカットキーに慣れないうちは、右下の指マークを使ってください。
Spaceキーでメニューを表示して、図のようにAdd→Empty meshを選択します。
あとは、側面の顔の輪郭に沿ってCtrl+左クリックで
頂点を追加しながらワイヤーを作成することができます。
適当になぞってみた結果です。
おっと、ここでページの最大画像数を超えたので、続きの作業は次回に持ち込みたいと思います。
また来週!お楽しみに!
あ、一言いわせてもらってもいいですか?
このモードのとき、アレができませんという仕様が多い、いちいち組み合わせを記憶するのが面倒でした。以上
2010/06/06 初記.
2010/06/07 追加。